戦争と平和

第一話

1805年ロシア、サンクトペテルブルク。ナポレオン率いるフランス軍がオーストリアに侵攻し、ロシア社会は不安に覆われていた。物語の主人公は、ピエール、アンドレイ、ナターシャ、3人の若者。ベズーホフ伯爵の私生児ピエールは、社交界では変人扱い。親友アンドレイは栄光を求め、身重の妻を残し戦地に赴く。ナターシャの名前の日を祝うロストフ家を訪れたピエールの元に、父危篤の知らせが入る。父の最期を看取ったピエールは、期せずして莫大な遺産を受け継ぐことに…。1805年ロシア、サンクトペテルブルク。ナポレオン率いるフランス軍がオーストリアに侵攻し、ロシア社会は不安に覆われていた。物語の主人公は、ピエール、アンドレイ、ナターシャ、3人の若者。ベズーホフ伯爵の私生児ピエールは、社交界では変人扱い。親友アンドレイは栄光を求め、身重の妻を残し戦地に赴く。ナターシャの名前の日を祝うロストフ家を訪れたピエールの元に、父危篤の知らせが入る。父の最期を看取ったピエールは、期せずして莫大な遺産を受け継ぐことに…。

第二話

1805年11月20日、アウステルリッツの戦いでロシア軍はフランス軍に大敗を喫する。戦いの最中負傷したアンドレイ。彼の死が誤って報じられ、家族は悲嘆に暮れる。莫大な遺産を相続したピエールはワシーリイ伯爵の計略により、彼の娘エレーヌと結婚をすることに。奔放なエレーヌとの結婚生活がうまくいかず悩むピエール。友人のドーロホフと妻が密通していることを知ったピエールは、ドーロホフに決闘を申し込む…。

第三話

ピエールはドローホフとの決闘に勝利する。しかし、悪びれる様子のない妻エレーヌに怒りを覚え、彼女と別れ1人サンクトペテルブルクに発つ。アンドレイは戦地から生還するも、妻のリーザは出産で命を落とす。ナターシャの兄ニコライは、ドーロホフにカードで負け大きな借金を作ってしまい、ロストフ家はモスクワからオトラードノエに移る羽目に。1807年6月、休暇を終え再び軍務についたニコライだったが、フランスとの間に平和条約が結ばれたことを知る。