〇 good king henry
グッド・キング・ヘンリー
その性質、栽培法、調理法
1) アカザ科の宿根草。高さ60−100cm。ホウレンソウが多年草になったと思えばいい。ただし食味はごわごわしていて、ホウレンソウには劣る。だからヨーロッパでは19世紀にホウレンソウにとって替わられた。ちなみにバッド・キング・ヘンリーとは有毒な水銀(Hg)のことで、それと区別するためにこの名が付いたらしい。すなわち、健康上良いものと理解されていたらしい。
2) タネは比較的小さく、ポリポットに蒔き浅く土をかぶせて乾燥に注意しながら発芽を待つ。本葉が3,4枚になったら深めの鉢に植えるか地植えする。畑を持っている場合は直播してもいいだろう。日当りのいい場所を好むが、少々日陰でも大丈夫。用土は養分に富み水はけのいい砂のまざったものを好む。増やすには採種するか秋に株分けする。
3) 葉と花穂が食用に出来る。アカザ科植物の特長として、尿路結石の原因物質であるシュウ酸を含むので、茹でたあと20−30分ほど晒してから味付けする。オヒタシならカツオブシで醤油と合え、穂はバター炒めにするとよい。なお、種子を挽いて粉食に使うこともできる。アカザ科の植物の利用例としてはホウレンソウが一般的だが、秋田のトンブリ(ホウキグサの種を特殊加工したもの)とか、アンデスの究極穀物キヌアなどを参考にしてほしい。アカザ科の植物には有用なものが多い。もちろん、この科の由来になったアカザ(赤座)も、シュウ酸を抜いて食用にできるし、この科のビート(ビーツ)も、葉を食べるもの(夏ホウレンソウ・フダンソウ)、砂糖を食用にできるものなど(甜菜:てんさい)、いろいろな用途に利用することができる。特にビートは、植物中、もっとも光合成能力が高く、ジャガイモをも凌駕する。救荒食としての価値もあるだろう。
4) アカザ科はアカザ目の一種で、ヤマゴボウ科、オシロイバナ科、スベリヒユ科、ナデシコ科、ツルムラサキ科、ヒユ科などなど、この目に属する植物は多い。食べる際に、シュウ酸を抜かなければならない点も共通である。
〇 モリンガ
○ スベリヒユ

主な効能・効果
- 抗菌・解毒作用:大腸菌などへの抗菌作用があり、感染症や炎症の緩和に役立ちます。
- 抗炎症作用:皮膚炎、湿疹、腫れ物(腫瘍)、痔などに用いられます。
- 止血作用:出血性の下痢や血尿、産後出血などに効果が期待されます。
- 利尿作用:体内の余分な水分を排出し、むくみや膀胱炎の改善に。
- 血流・血圧改善:オメガ3脂肪酸が豊富で、高血圧や動脈硬化の予防に。
- 抗アレルギー作用:花粉症やアトピー性皮膚炎の緩和が期待されます。
- 抗酸化作用:グルタチオンが豊富で、老化防止や肌のシミ・そばかす予防に。
- 消化促進・便通改善:消化器官を整え、便秘や膨満感の改善にも。
利用方法(民間療法・食用)
- 煎じ液:乾燥させた全草を煎じて、洗浄液や湿布に。
- 生汁:絞り汁を虫刺されに塗ったり、膀胱炎に服用したりする。
- 食用:茹でてシュウ酸を抜き、他の食材と煮たり、スープにしたりして食べる(※シュウ酸を含むため生食は注意)。
含まれる主な成分
- オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)、ビタミン(A, C, E)、ミネラル(カリウム, マグネシウム, 鉄)、タンニン、サポニン、グルタチオンなど。
使用上の注意
- シュウ酸を含むため、食べる際は茹でてアク抜きをすることが推奨されます。