２０１４年当時の僕のブログ「新・翠泉庵の田舎暮らし」が意外な場所（インターネットアーカイブ）に保存されていた。現在の「翠泉庵の楽園」のアドレスは「https://suisenan.jp/」でしたが、以前は「https://suisenan.com/」でした。最初はそのアドレスでwebサイト「古銭探訪」を運営していたが、伊豆へ移住した後、同アドレスで「翠泉庵の田舎暮らし」そして「新・翠泉庵の田舎暮らし」へと変遷し、レンタルサーバーの変更を機にhttps://suisenan.com/のアドレスを返納し、新規にhttps://suisenan.jp/を取得し「翠泉庵の楽園」のアドレスとした。
なお、https://suisenan.com/のアドレスはその後、中国の不動産開発会社のwebサイトに使用されていたが、最近、その会社が倒産したらしく、そのアドレスも使われなくなったので、僕が再度、そのアドレスを引取り、保管している。いずれ「山河に生きる」のアドレスとして使用するつもりだ。
それにしても、勝手に僕のブログを保存しやがって、喜んでよいのか？怒ってよいのか？ ある意味、怖い世の中になったものだ。
「幸せ」について
「新・翠泉庵の田舎暮らし」のなかに興味深い一文があったので、此処に改めて掲載する。
「先日、知人から紹介してもらった本を読んでいました。芥川賞作家で禅宗の僧侶でもある玄侑宗久（げんゆう・そうきゅう）氏の『しあわせる力──禅的幸福論』（角川SSC新書、2010年）という本です。そのなかに面白い話がありました。「幸せ」という言葉の意味についてです。玄侑氏によれば、和語としての「しあわせ」の言葉の起こりは奈良時代で、「為合わせ」と書いたそうです。行為の「為」を「合わせる」わけですので、私がすることと、他の誰かがすることを合わせるというのが本来の意味だということです。「他の誰か」というのは、当初は「天」でした。天のめぐり合わせが私に合うかどうか、それが「為合わせ」だったのです。
室町時代になると、「為合わせ」の「為」という字が「仕」に代わり、「仕合せ」と書かれることが多くなってきました。それに伴って意味も変わってきました。相手が天ではなく、「人」になってきたのです。剣道などの試合を以前は「仕合」と書きました。自分と他の人の行為を合わせて、比べることが「仕合」（試合）です。
「しあわせ」も、「仕合」と似た意味で、互いの行為や意思がうまく合わさり調和した状態、人と人との関係がうまく行く状態を指すようになりました。そしてそれが現在の「幸せ」の意味につながったというのです。
このように玄侑氏によれば、個人主義的でゼロサム的な欧米の見方とは違い、人間関係を重視する日本では、他の人々とうまく調和した状態を「しあわせ」（仕合わせ）、つまり幸福だと考えてきたのだというのです。「しあわせ」という言葉の語源には、これ以外の説もいくつかあるようですが、なかなか面白いですね。
社会心理学（文化心理学）の研究でも、日本人は、アメリカ人と比べて、幸福を、他者との調和的関係に見出す傾向が強いという結果が得られています。玄侑氏の解釈は、人間関係を重視する日本人の心のあり方に適っており、その点でとても興味深く感じます。(^_^)・・・・・以上です。」
インターネットアーカイブには、世界各国のwebサイトだけでなく映画や書籍など、ありとあらゆる記録が保存されている。下掲の動画は三船敏郎主演の映画「用心棒」である。興味があれば拡大して（fullscreen)視聴すると良い。
さて、今日は朝から曇りで、何となくテンションが上がらず、終日、薪小屋兼ネットカフェで過ごした。なお、本日の来客は午前中に一人、午後から二人で計3名でした。珈琲飲みながらの長話。明日は伊豆国際CCで農園コンペなので、本当は裏の私設練習場で寄せの練習をしたかった？ところで、明日の天気はあまり芳しくない様だが、すぐ近くのコースなので、頑張って楽しくやります。えっ！、阪神が日本一だと？ しかし、来年は日ハムだ！新庄！頼むよ！
