新穀を酒と飯で嘗めることから、新嘗。そのお祭りですね。つまり収穫祭。まぁ、言ってみれば今年、収穫した穀物は天地の恵みですから、その天地の神に感謝するというわけです。
それを勤労感謝というのは無理矢理に、こじつけた感じだが、まぁ、僕の場合は、収穫した新米を食べながら、「今年もよく頑張って働いたなぁ」と感慨深げにため息をつくことかな?
さてと、今朝は寒かったので、早速、薪ストーブに火を入れ、朝食として餅を焼いて食べた。デザートは蜂屋柿。まだ、渋かった。一口だけ食べて、昨日収穫した富有柿に切り替えた。感謝する余裕は全然ない、何しろ作ったものは全部食べなければならないという強迫観念で食べている。ところで縁側先の酸っぱいみかんはどうしょうか、1か月以上ずっと悩んでいる。解決策が思い浮かばない。
午後に庭を点検していたら、沢の中流域が猪に荒らされ、クレソンの群生地の内、1か所がやられた。どこから侵入したのかを調べたら電柵が1か所だけ沢を横切る箇所があり、そこは電線が沢の水面から60cmほどの高さにあり、どうもそこから侵入したものらしい。奴らは1回成功すると同じ経路でやってくる習性があるので、取り合えず沢の中に2本の支柱を立て、新たにもう1本電線を張った。今度は沢の水面から15センチの高さになり、おそらく侵入できないでしょう。おかげで、今日も残念ながら練習場へ行けなかった。明日のやまびこ会はぶっつけ本番で臨む。
柿酢作り
僕も真似しようかなぁ? これで極上の酢豚が作れるもんね? ところでみかん酢というのはあるのかなぁ?
ジャムならあるらしく、パンに塗るなどジャムとして食べる以外に調味料としても色々と使えるらしい。しかし、市販のみかんを皮ごと食べるのはご法度です。みかん農家が大量の消毒剤を使用しているは常識ですし、実際にこの目で確認している。それは良くないことだというよりも、消費者が安全性よりも見てくれを重視している以上、止むを得ないことなのかなぁと思っている。みかんに限らず市販の果実は絶対に皮ごと食べてはいけない。
なので今年から梅干しは自宅の庭に自生する梅を使用した。でも消費者は紀州産の肌のきれいな南高梅で作った梅干しを望む。さらには酸化防止剤や甘味料の混入した甘い梅干しを好む。こんな梅干しは1年と持たない。でも、僕が作った梅干しは最低でも数年は持つ、しかも年月を重ねるごとにまろやかさが増してくるのだ。
僕があえて田舎で野菜作りをするのは、天地の恵みと自らの労力だけに頼るやり方が可能だから。これからは頭も使いたいのだけどバイデンに負けず劣らずボケて来たからね。とにかく山河に還るまでは何とか山河に生きる。